2017年1月18日水曜日

「ハケンの品格」に見える日本の会社文化

 現実的で、ちょっとコメディ•タッチのドラマ「ハケンの品格」は、いつ見ても気持ちがよくなるスーパードラマです!このドラマを見ると、日本の会社文化が少し見えると思います

まず、社員の絆(きずな)は大切です。会社は大きい家族のようです。だから、東海林主任は一緒に働いている同僚と同じご飯を食べて、泣いて笑って、家族みたいにずっと一緒働きたいと思っています。そして、里中主任は新しくできたマーケティング課をいいチームにしようと努力しています。

次に、上下関係は厳しいです。特に正社員と派遣社員には、はっきり上下関係があることがわかります。例えば、ハケン社員の大前さんより地位が高いと思っている正規社員の東海林(しょうじ)主任はいつも仲がくなくて、「お前」や「おい」と大前さんを呼んでいますが、年下でも、地位が同じ里中主任にとても親切にしています。いつもお兄さんのように「賢(けん)ちゃん」と呼んでいます。女性の正社員の黒岩さんも、大前さんや森さんのことを「ちょっと、派遣さん」とか「だから、派遣は〜」と見下した話し方をしています。
 
 しかし、日本の会社には、いい所もあります。例えば、上司は部下を守ることが見えます。会社は家族みたいなので、上司が両親のように子供のような部下を守ろうとします。だから、東海林主任が一ツ木(ひとつぎ)さんに大前さんの文句を言った後で、部長はすぐ東海林主任の代わりに大前さんに謝りました。そして、東海林主任が大前さんを叱っている時、上司の里中主任はいつも部下の大前さんを守っています。私は、アメリカでは、こういうことは経験したことがありません。
 
 最後に働くことの価値観についてですが、ドラマで森さんは「働くことは生きることだ」と言いました。私も同じ考えを持っていますが、仕事だけが生きることではないと思います。今の日本の会社では、働きすぎること(つまり、「過労(かろう)」が問題になっていて、過労で亡くなったり、自殺をしたりするケースがあります。スーパーハケンの大前さんは、「お給料の分だけしっかり働きます」と言って、自分の勤務時間内にすべての仕事を終わらせます。みんなが大前さんのように仕事ができるようになったら、日本の会社の働き方を見直すでしょう。午後5時になったら仕事をやめて、家族のいる家に帰る、何か楽しいことをする、などワークライフバランスを大切にするでしょう。大前さんは、そんな生き方も教えてくれたと思います。数年前のドラマですが、今、またこのドラマを見て、そんなことを思いました。

「ハケンの品格」のスクリプト: http://www.dramanote.com/category/7359358-1.html 

投票したいと感じる年齢

成人の日に出された「18歳選挙権」の新聞記事を読んだ。昨年から始まった18歳選挙権、そして総務省の意識調査も予想通りの結果で、とくに驚くことはない。自分が18歳だったら、同じような行動をとったであろう。

私は日本人だから、選挙権があるのは日本だけだ。
20歳(はたち)の誕生日は、アメリカ留学中だったので、何もしていない。帰国後も選挙に行った記憶はほとんどない。日本の政治には興味がなく、テレビもニュースも見ず、選挙はいつも「親がすること」だと思っていた。

初めて「日本で選挙に行こう」、いや、「選挙に行きたい」と思ったのは、シドニーの大学院に進学した後ではないだろうか。30歳直前くらいだろうか。海外から日本を客観的に見ることで、日本のいい所と良くない所が見えてきて、良くない所は改善して欲しいと思って、自分のボイスを届けるために投票したいと思うようになった。幸運にも日本の選挙は7月に多く、ちょうど日本に帰国する時と重なっているので、住民票のある実家に投票権のようなものが送られてきて、日曜日に家族と一緒に投票しに行った。一番近い投票所は、私が通った保育園!普段は、小さい子供たちばかりなのに、投票日は一気に平均年齢が上がる。

最近の投票は夏の参院選だ。投票日はすでに予定が入っていたので、1週間前の週末に期日前投票をすることにした。大阪で働いていたので、わざわざ新幹線に乗って実家の愛知県に帰り、期日前投票をする場所に行った。親もビックリしていた。隣町の市役所だった。いつもの保育園とは違った雰囲気だった。昔なら、親が投票する政治家や政党を聞いておいて同じものを投票していたが、この選挙では、親の意見に反対し、自分で決めた政治家と政党に投票した。多分、このような決断をしたのは、これが生まれて初めてだ!GPSで日本の政治経済や国際情勢について長年教えたためか、自分の中で何かが変わってきたようだ。

選挙権が18歳に引き下がっても、政治に関心がない限り、投票は意味がない。国民の義務は、国民のための政治をしてくれる人を選ぶことにある。私がそれを実感したのは、「今」なのだ。

今回「10代X政治家インタビュー」のシリーズを見て、インタビューされていた政治家の懸命の努力が垣間見られた。若者に政治を理解してもらうには、または関心を持ってもらうには、若者の心にスーッと入り込める形でなけければ成功できない。日本語の授業がなければ、このビデオを探すこともなかったので、正直、このビデオが若い有権者の投票率引き上げにどのくらい役に立つかは予測不可能である。

2017年1月14日土曜日

雨と雪どちらがいい?


2017年は雨で始まった。。。お正月の旅行の時も雨、新学期も雨。私が生まれた日が雨だったからか、なぜか私が楽しみにしているイベントの日は雨が降る。母にはずっと「雨女」だと言われてきたが、私は雨はあまり好きではない。冷たいから。
洪水でホテルに行けず...

今、日本は大雪らしい。北海道や日本海側は大変なことになっている。まるでロシアのような温度(マイナス30度!)。こんな冬は珍しいのではないか。

ピッツバーグにいる時、毎日雪を見ていたが、雪は嫌いにはならなかった。氷点下の世界で、wind chillと呼ばれる冷たい風も吹いていたのに。雪は肌に触れても冷たくないのはなぜだろう。逆にちょっと気持ちいいと感じる。

雨と雪の違いは何なのだろうか。

2016年11月9日水曜日

人生で一番うれしかった日



 忘れられない思い出はたくさんある。子供の時のこと、初恋のこと、留学のこと、1つだけ選ぶのは簡単ではないが、人生で一番うれしかった日について書きたい。

 私は高校を卒業した後、日本の大学に行かないで、アメリカに英語留学した。日本に帰
国して少し働いた後、大阪にある大学に「社会人入学」をした。クラスメートはみんな私より6歳年下の18歳。アメリカでは珍しくないが、その時の日本では、とても珍しいことだった。入学試験は英語と面接だけだった。面接では、「あなたのような年齢の女性は、結婚や出産で卒業する前にやめてしまうけど、あなたは大丈夫?」と、セクハラのようなことを聞かれたが、「私は絶対やめません!」と面接官に言った。

  留学で両親のお金をたくさん使っので、次は自分で働いたお金だけ勉強しようと
めた。私立大学だったので、授業料が高かった。一人暮らしのアパート代や食費も必要。毎日英語を教えるアルバイトをしながら、大学に通った。電車の中でたくさん勉強して、夜 11時ごろ家に帰って晩ご飯を作って、夜中まで勉強をした。朝の授業はよく遅刻していたが、宿題は必ずして、学校は一日休まなかった

大学2年生の6月、体育の授業でバレーボールをしていて、アキレス腱を切ってしまった。すぐ病院に行って、手術をして、入院することになった。アルバイトには行けなくなったが、保険でお金が出たので助かった。入院している間、タクシーやバスで大学に通った。病院の先生や看護婦さんが、家族のように毎日「行ってらっしゃい」、「おかえり」と言ってくれて、うれしかった。それに、毎日料理をしなくてもいい!おいしいご飯がタダで食べられて、 元気が出

 大学3年生の時、1年間オーストラリアのメルボルンにある大学に交換留学したが、とても楽だったので、ぶくぶく太ってしまった。国からの奨学金と円高のおかげで、お金の問題はなく、日本に帰る前にはオーストラリアでバックパッカー旅行もできた。

 留学から帰ってから大学を卒業するまでの1年は、またアルバイトと大学の毎日だった。いつも忙しくて、寝る時間があまりなかったが、英語を教えるのが楽しかったから、苦しくなかった。

 卒業の前に、グッドニュースが届いた。私は英米語学科の全学生1,100人中、一番だったので、卒業式の時、英米語学科卒業生代表で表彰されることになった。「え?社会人入学の私が1番?毎日アルバイトしていた私が?!本当に?」信じられなかった。すぐ両親に電話した。「お父さん、私、大学を一番で卒業するの。卒業式に来てくれる?」私のことをずっと心配していた父が、「そうか、よかったな。」と言ってくれた。「うん」涙が止まらなかった。

 卒業する前に、面接官の先生に会いに行った。「先生、私は約束を守りましたよ。卒業式を見に来てください。」先生は何も言わなかったが、私は最高の気分だった!
映画 "Back to School" のエンディング


2016年10月17日月曜日

ふるさと

サンディエゴに何年住んでいますか」
「ここは13年ですが、その前の8年はピッツバーグとシドニーでした。」
「えー、海外生活が長いですね。さみしくないですか。」
「大丈夫です。毎年、家族に会いに日本に帰りますから。」

 私の「ふるさと」は、家族がいる所です。

 私は愛知県(あいちけん)にある一宮市いちのみやし)という町で生まれ育ちました。家の近くにある公立高校卒業し、大阪の大学に入るまで、ずっとここに住んでいました。家族は今も同じ家に住んでいます。

  一宮市の人口は38万人で、愛知県で3番目に大きい町です。愛知県はあまり知られていませんが、名古屋市
(なごやし)は、東京、大阪に次ぐ大都市です。また、愛知県には世界で知られているトヨタの本社あり、経済力がある地域です。一宮市は 名古屋から電車で15分、車で30分くらいどこでも行きやすい便利な所です。


 一宮は最近「喫茶店の町」として有名になりました。特に、朝行くと飲み物を注文するだけで、トースト、ゆでたまご、サラダ、デザートなどがついてくる「一宮モーニング」 が大人気です。つまり、350~400円でフルコースの朝ご飯が食べられる喫茶店です。私は子供の時から、このモーニングに慣れていますが、東京や大阪から来る友人にモーニングを紹介すると、いつも驚かれます。「一宮モーニングスタンプラリー」も始まり、今年10月には「一宮モーニング」がドラマになりました!

 


 その他にも、この地域にはナゴヤドーム(野球場)、名古屋城のような楽しい所がたくさんあるだけではなく、みそカツひつまぶし(うなぎ)のようなおいしい名古屋グルメを楽しむこともできます。さらに、「世界の山ちゃん」や「コメダコーヒー」など、名古屋で始まったお店が全国チェーンになっています。山ちゃんは、海外にもお店を出し始めました!

 私はたいてい一年に一回夏休みに家族に会いに一宮に帰りますが、いつでも大切な家族のことを考えています。前は月に一回くらい手紙を書いていましたが、今はできるだけスカイプ、LINEなどで話しています。

 アメリカに来たばかりの時は、アメリカに住むのが夢でしたが、もうアメリカで10年以上働いているので、仕事をリタイアした後いつかまた自分のふるさとに住みたいと思います。

2016年10月5日水曜日

自己紹介

はじめまして。牛田英子と申します。
現在、カリフォルニア大学サンディエゴ校にある「グローバル政策・戦略大学院(GPS)日本語を教えています。

大阪にある関西外国語大学の英米語科を卒業した後、日本語教師を目指し、オーストラリアのシドニー大学の大学院留学し、言語学の修士課程入りました。その後、シドニーのニューサウスウェールズ大学の言語学修士課程に入って、日本語教育の研究論文を書きました。卒業し後、アメリカのペンルバニア州ピッツバーグにある「カーネギーメロン大学」という有名な私立大学博士課程入りました。専門は第二言語習得で、主にオンラインによる外国語教育について研究しました。


仕事はGPSで日本語を教えることですが、それだけではなく、土曜日に日本人学校で教えたり、サンディエゴの日本語スピーチコンテストの審査員(judge)をしたり、 日本語教師会の理事(board member)をしたりしています


趣味はフィットネス、旅行、映画鑑賞などで、できるだけ毎日ジム運動しています。特にインドア・サイクリングとズンバが好きですが、時々ウェイト・トレーニングやヨガもします。旅行は車、飛行機、バス、電車(アメリカではアムトラック)なんでも好きですが、クルーズはまだしたことがないので、いつかアメリカから日本クルーズ行きたいと思っています!






サンディエゴはいつも天気がよく、青い海と空がきれいで、本当に過ごしやすい所です。こんなきれいな所に住むことができて、とても幸せです。
サンディエゴはパラダイス!

どうぞよろしくお願いいたします。